パウダーで歯を清掃!エアフローとは

こんにちは。明石市朝霧町にある歯医者、みのりの歯科です。歯の定期検診やクリーニングの際にエアフローという名前を耳にしたことはありませんか。エアフローは、歯面に細かいパウダーを吹き付けて汚れを取り除く新しい清掃法で、今までのクリーニングよりも短時間できれいに清掃できるのが特徴です。歯の表面や歯と歯の間、さらには歯肉の縁に付着したバイオフィルムを効率的に除去できるため、虫歯や歯周病予防にも役立ちます。ここでは、エアフローの仕組みやメリット、実際の流れについて詳しくご紹介します。
【目次】
1|エアフローとは
1-1|従来のクリーニングとの違い
1-2|使用するパウダーの特徴
1-3|エアフローで取り除ける汚れ
1-4|エアフローがおすすめの方
2|エアフローのメリット
2-1|歯や歯肉に優しい処置
2-2|短時間で効率的に清掃できる
2-3|口臭予防にも
3|エアフローの流れ
3-1|処置前の確認と準備
3-2|パウダー噴射によるクリーニング
【まとめ】
1|エアフローとは
1-1|今までのクリーニングとの違い
今までの歯のクリーニングでは、超音波スケーラーや回転ブラシを用いて汚れを削り取る方法が一般的でした。しかし、機械的な摩擦や振動が強いため、しみたり不快感が出たりすることもありました。エアフローは、水と空気にパウダーを混ぜて噴射する仕組みで、歯に直接触れて力をかける必要がありません。
1-2|使用するパウダーの特徴
エアフローに使われるパウダーは、細かい粒子でできています。代表的なのが炭酸水素ナトリウムなどで、食品にも使われる安全性の高い物質です。粒子が非常に細かいため歯面を傷つけにくく、ラバーカップでの清掃よりも滑らかに仕上がるという特徴があります。
1-3|エアフローで取り除ける汚れ
エアフローは、歯ブラシでは落としきれないバイオフィルムをしっかり除去できます。バイオフィルムとは、細菌が膜のように集まったもので、虫歯や歯周病の原因となるものです。また、タバコのヤニやコーヒー、紅茶などによる着色汚れも効率よく落とせます。さらに、矯正装置周りやインプラントの周囲など、従来の器具では届きにくい部位の清掃にも有効です。
1-4|エアフローがおすすめの方
エアフローは、コーヒーや紅茶、赤ワイン、喫煙などによる着色が気になる方に適しています。また、歯周病予防のために定期的なメンテナンスを受けたい方や、矯正治療中で装置周りの清掃が難しい方にも効果的です。さらに、インプラントやセラミック治療を受けていて器具でのクリーニングに不安がある方、知覚過敏があり従来の方法では刺激を感じやすい方にもおすすめできます。
2|エアフローのメリット
2-1|歯や歯肉に優しい処置
今までの清掃は歯面にブラシなどを当てて汚れを取るため、場合によっては歯面に細かい傷がついたり、歯肉に刺激になったりすることがありました。エアフローは直接器具を歯面に触れずパウダーを吹き付けるだけなので、歯質を傷めにくく、知覚過敏の方や歯肉がデリケートな方にも安心して使用できます。
2-2|短時間で清掃できる
水と空気の勢いでパウダーが歯面全体に行き渡るため、歯と歯の間や細かい溝の汚れも一度で落としやすく、処置時間が短縮できます。
2-3|口臭予防にも
歯の表面に付着した着色汚れをきれいにするだけでなく、バイオフィルムを取り除くことで細菌の繁殖が抑えられ、口臭の原因を減らす効果も期待できます。見た目と口腔内の健康の両方をサポートしてくれるのがエアフローのメリットです。
3|エアフローの流れ
3-1|処置前の確認と準備
エアフローを行う前に、歯科衛生士が歯や歯肉の状態をチェックします。歯石が多い場合は、先にスケーラーで除去することもあります。その後、必要に応じて保護用のリップクリームやアイガードを準備します。
3-2|パウダー噴射によるクリーニング
ハンドピースから、水、空気、パウダーを同時に噴射し清掃します。処置は数分から十数分程度で終わり、痛みはほとんどありません。クリーニング後は歯がツルツルとした感触になり、清涼感を実感できます。
【まとめ】
エアフローは、パウダーを用いた新しい歯のクリーニング方法です。歯や歯肉にやさしく、効率よく汚れや着色を落とせるのが大きな特徴です。短時間で処置ができるため忙しい方にも受けやすい処置であることも良い点です。明石市にある、みのりの歯科では、患者さま一人ひとりの口腔状態に合わせて最適な方法をご提案し、快適なクリーニングを心がけています。ご興味がある方は、是非ご相談ください。