仕上げ磨き、何歳まで必要?

大蔵谷駅より徒歩 5 分にある歯医者、みのり歯科です。
子どもの歯磨きは、虫歯予防のためにとても大切です。
しかし、自分で歯を磨く習慣を身につける必要もあるため「仕上げ磨きは何歳まで必要な
の?」と悩む保護者様も多いでしょう。
仕上げ磨きは、子どもの歯の成長や磨く技術に合わせて行うと良いです。
ここでは、仕上げ磨きが必要な理由や年齢別のポイント、適切なタイミングについて詳しく
解説します。
【目次】
1 | 仕上げ磨きが必要なのはなぜ?
1-1 | 子どもの歯は虫歯になりやすいから
1-2 | 歯磨きの技術が未発達だから
2 | 仕上げ磨きは何歳まで?年齢別ポイント
2-1 | 赤ちゃん
2-2 | 幼稚園生2-3 | 小学生
3 | 仕上げ磨きのタイミング
【まとめ】
1 | 仕上げ磨きが必要なのはなぜ?
1-1 | 子どもの歯は虫歯になりやすいから
乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、虫歯になりやすいという特徴があります。
そのため、毎日の仕上げ磨きで、しっかりと歯の汚れを落とす必要があります。
また、生えたての永久歯も同じように虫歯になりやすいため、ある程度の時期までは仕上げ
磨きをしてあげましょう。
1-2 | 歯磨きの技術が未発達だから
小さい子どもは、まだ歯磨きの技術が未発達であり、正しいブラッシングが難しいものです。
特に歯と歯の間や奥歯は磨き残しが多くなりやすい部分です。
自分で磨けるようになったとしても、仕上げ磨きによって磨き残しをチェックし、補助する
ことが必要になります。
また、歯磨きの習慣を身につけるためには、親子で一緒に歯磨きをするのも効果があります。楽しく歯磨きができる環境を整えながら、子どもが歯磨きが上手になるように見守ってあげ
ましょう。
2 | 仕上げ磨きは何歳まで?年齢別ポイント
2-1 | 赤ちゃん
この時期は、歯磨きを習慣づける時期です。
乳歯が生え始めたら、ガーゼや赤ちゃん用歯ブラシを使って、歯の表面を優しく拭くように
しましょう。
1 歳を過ぎて歯が萌え始めてから、歯ブラシを使って歯を磨く練習を始めますが、自分で磨
くのはまだ難しいため、必ず一緒に行いましょう。
特に、前歯や奥歯の溝は磨き残しが多くなるため、丁寧にブラッシングすることが大切です。
2-2 | 幼稚園生
この時期になると、自分で歯ブラシを持ち、歯磨きをする習慣が身についてきます。
ただし、まだしっかりと磨くことが難しく、汚れが残りやすいため、仕上げ磨きは欠かせま
せん。
虫歯ができやすい部分を中心に仕上げ磨きは必ず行い、正しいブラッシング方法を教えなが
ら、自分で磨く力を育てていきましょう。
2-3 |
6 歳頃になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
この時期は「自分で磨きたい」という気持ちが強くなるため、子ども自身の歯磨きを尊重し
ながら、仕上げ磨きを続けることが大切です。
ちょっと長いと感じるかもしれませんが、12 歳頃までは続けると良いとされています。
小学生の間はずっと歯の交換期なので、歯の生え変わりを確認しながら仕上げ磨きを行って
ください。
3 | 仕上げ磨きのタイミングとコツ
仕上げ磨きは毎食後に行うことが理想ですが、年齢が上がってきたら就寝前の 1 回を徹底
しましょう。
寝ている間は唾液の分泌が減り、虫歯のリスクが高まるため、寝る前にしっかりと歯を磨くことが大切です。
仕上げ磨きをするときは、子どもがリラックスできる体勢をとることもポイントです。
ひざの上に頭を乗せて膝枕で磨く方法や、鏡を見ながら一緒に磨く方法など、子どもが嫌が
らない方法を探してみてください。
【まとめ】
仕上げ磨きは、子どもの歯を虫歯から守るために欠かせない習慣です。
子どもの頃の歯は虫歯になりやすいため、年齢に応じて仕上げ磨きの方法を変えながら、
12 歳頃までは夜の仕上げ磨きを継続してください。
また、仕上げ磨きの際には、子どもが歯磨きを嫌がらないように工夫しながら、楽しい習慣
として定着させられると良いです。
毎日の歯磨きを通じて、将来の健康な歯を守る土台を作っていきましょう。